「中村区」どんな街?
2024年07月28日 17:13
■「中村区」どんな街?
(1)大規模な再開発が進む、名古屋の顔「中村区」
「中村区」は、「名古屋駅」がある“名古屋の顔”ともいうべき区で、「名古屋」駅を中心としたオフィス街・ショッピング街などの大規模な再開発エリアと、「中村公園」駅を中心とした戦国武将・豊臣秀吉ゆかりの数々の史跡が広がるエリア、さらには「中村公園」周辺地域にある住宅街の3つのエリアに区分することができます。
「中村区」は、名古屋駅の周辺から西側のエリアに広ろがる面積が16.30k㎡、2024年7月1日時点の総人口数は141,131人で、世帯数が79,625世帯となっています。
「中村区」の最大の特徴のひとつとしては、鉄道を中心とした交通網が発達しており、中部地区の玄関としての役割も担っています。
名古屋駅構内には、「JR東海道新幹線」のほかJR「関西本線」・「中央本線」・「東海道本線」、在来線である「名鉄」・「近鉄」、名古屋市営地下鉄の「東山線」および「桜通線」、名古屋臨海高速鉄道「あおなみ線」が乗り入れています。
また、名古屋駅構内及び周辺には、大型のバスターミナルが整備されており、遠距離バスを含む各バス会社や、名鉄バス・市バスといった地元のバスがひっきりなしに往来しています。
名古屋駅周辺の再開発計画により、新築マンションや超高層ビルが次々と建設されており、一時よりも少し落ち着いてきた感はありますが、現在も“リニアバブル”は健在であると言えます。
さらに、名古屋駅の南部エリアに広がる「ささしまライブ24地区」においては、大規模な再開発地区として順次工事が進められており、愛知大学の名古屋キャンパス、賃貸住宅等の「ロイヤルパークスERささしま」、シネコン・アミューズメント等の「マーケットスクエアささしま」など各主要施設が誘致されています。
(2)2027年⇒2034年以降?「リニアモーターカー」
将来的には、首都圏と中京圏の間を結ぶリニアモーターカー「超電導リニア」が2027年に先行的に開業される予定(※どんなに早くても2034年以降になる見通し)となっており、名古屋駅の地下に、リニアモーターカーの駅建設が予定されています。
「東京」駅~「名古屋」駅の間が、リニアモーターカーの場合、最高時速505キロで、所要時間最速約40分で移動可能となるそうで、将来に向けて「名古屋」駅に対するニーズが高まってきています。
現在「中村区」は、オフィスの拠点として、居住用としてのマイホーム/セカンドハウスで探している方はもちろん、投資用の収益物件の購入先としても探している投資家や法人も多く、全国から注目されているエリアのひとつであると言えます。
(3)おすすめスポット
■豊臣秀吉ゆかりの地を散策
地下鉄東山線「中村公園」駅周辺には、太閤通り沿いに見える高さ24mほどの赤い大きな鳥居で有名な「豊国神社」をはじめ、豊臣秀吉の縁(ゆかり)の歴史的な史跡を多く見ることができます。
また、名古屋城を築城させた徳川家康にまつわる史跡も合わせて楽しむことができます。
実際に、現在でも豊臣秀吉の縁(ゆかり)の地名が多く残されていて、「太閤通」「日吉町」「豊国通」「豊臣小学校」「千成小学校」などがあります。
■名古屋最大の繁華街のひとつ
「JRセントラルタワーズ」や「ミッドランドスクエア」といった高層ビルが建ち並んでおり、デパートの「ジェイアール名古屋タカシマヤ」や、名鉄百貨店に近鉄百貨店、「名古屋マリオットアソシアホテル」のほか、ファンションやグルメの人気ショップや大型家電量販店などが集中しています。
また、名古屋駅の地下街も発達しており、「エスカ」「サンロード」「ユニモール」「※テルミナ(☆名称変更:ゲートウォーク)」の各地下街が広がっています。
名古屋駅周辺や地下街には、名古屋名物の手羽先や味噌煮込みうどん、きしめんなどを提供するお店も多く入っていますので、観光客など常に多くの人で賑わっています。
(4)「中村区」の新築建売住宅事情
「名古屋」駅の西側エリアである、太閤通りに沿って西側に進むと、古い町並みと新しい家が混在する住宅地が広がっています。
新築建売住宅に関しては、地下鉄東山線「中村公園」駅、「岩塚」駅、「中村日赤」駅、「本陣」駅や地下鉄桜通線「中村区役所(※太閤通)」駅、JR関西本線「八田」駅といった駅周辺を中心に点在しており、3LDK~4LDKの間取りで、土地の大きさにもよりますが、販売価格が3,500万円~4,000万円程度が目安になっているようです。
収納が広めの物件や庭付き物件など、お気に入りの間取りや設備に至るまで、こだわりの “夢のマイホーム” がきっと見つかると思います。