「南区」どんな街?
2024年07月28日 17:07
■「南区」どんな街?
(1)歴史と緑を堪能できる街「南区」
「南区」は、史跡や名所に加え、多くの公園も整備されている、ゆったりとした都市生活を満喫できる名古屋市南部の街です。
名古屋市南区は、面積は18.46k㎡を占めていて、天白区の南西方向に隣接しています。
名古屋市ホームページによると、「南区」の2024年7月1日時点の人口総数は130,899人、総世帯数は63,541世帯となっています。
「南区」の地形の特徴としては、東側に広がる丘陵地帯と、西側に広がる平坦地に二分されています。
「南区」内の公共交通機関としては、区内を南北に走っている「名鉄名古屋本線」、「名鉄常滑線」、「名鉄築港線」や「JR東海道本線」に加え、「地下鉄桜通線」が整備されており、路線バスに関しても、名古屋市内を運行する「市バス」が巡回しています。
区内の主要道路については、「名古屋高速3号大高線」に加え、「国道247号線」などが整備されており、「南区」の近隣地域への車でのアクセスも便利です。
また、「南区」内には、病院や保育園といった施設も豊富で充実しています。
総合病院や小児病院を含む病院施設に関しましては、区内に約150箇所あります。
保育施設に関しましては、28箇所の施設が整備されており、子育て世代の家族にとっても、比較的恵まれた環境だと思います。
お子さんとのふれあいの場でもある公園に関しても、区内には「笠寺公園」など30箇所以上が整備されているため、身近な公園に足を運び、のびのびと家族で楽しいひとときを過ごせそうです。
住まいに関しましては、マンションやアパートを中心とした賃貸物件情報は、1R~1LDKの間取りの場合、月々の平均賃料は5.2万円程度となっています。また、2K~2LDKの間取りの場合は、月々平均6.6万円程度、3K~3LDKの間取りの場合には、月々平均7.2万円、4K以上の広い間取りの場合には、月々平均10.3万円程度が相場のようです。
新築建売住宅については、価格帯は2,000万円台後半から3,000万円台半ばが主流となっています。
(2)貴重な古代のロマンが残る街
「南区」が位置するエリアは、縄文時代や弥生時代にさかのぼると、ほとんどが海だったことで知られています。
「南区」の東側エリアに広がる笠寺台地一帯には、縄文時代から古墳時代に至るまでの歴史を刻んだ数々の遺跡も残されています。
なかには、日本最古とも言われている旧石器時代の石器も発掘されており、「見晴台考古資料館」において大切に保存され、ときどき館内にて公開されているそうです。
さらに、「笠寺台地」周辺は、平安時代から室町時代にかけても、「笠寺観音」を中心として、街や集落が発達していた時期があったそうで、さまざまな時代の暮らしぶりをうかがい知ることができる、歴史的な出土品や埋蔵物も複数発見されているそうです。
(3)広々とした公園が身近にあります
「南区」の公園の中でも、最大の緑地公園として有名な場所が「大江川緑地」です。
もともとは、河川であったところを埋め立てた造成地となっていて、全体の面積は約12ヘクタールの広さを誇ります。
「緑地」内には、約75,000本の木々や季節の花が植えられていて、春には桜の花見を楽しむことも可能です。
さらに広々とした芝生や人工的に造られた川、サイクリングロードも整備されているため、家族連れに人気のレジャースポットになっています。
また、「笠寺公園」は、丘から見える見晴らしの良さと、美しい芝生や桜の花が楽しめる大規模公園として有名です。
中規模の公園で遊びたい親子連れの方には、噴水や展望台・児童公園などがある「呼続公園」も人気だそうです。
(4)お出かけおすすめスポット
「南区」には、国内でも有数の規模を誇る「日本ガイシスポーツプラザ」(旧称「名古屋市総合体育館」)があり、さまざまなスポーツ競技大会のみならず、アーティストのコンサートや各種イベントが開催されています。
「日本ガイシスポーツプラザ」は、銀色の巨大なドームに象徴される建物で、名鉄名古屋本線「大江」駅、「笠寺」駅から徒歩15分、JR東海道本線「笠寺」駅から徒歩3分のところにあります。
敷地内には、最大収容観客数1万人の「日本ガイシホール」と2つの「競技場」に加え、レセプションホール「日本ガイシフォーラム」、各種トレーニング室が完備されており、総合的なスポーツ・エンターテイメント施設となっています。
(5)「南区」の魅力を知る散策コース
「南区」には、街の特色や魅力を知るための散策コースとして、「暇回散歩道(ひまわりさんぽみち)」と呼ばれる3つの推奨散策ルートがあります。
いずれも約5~6kmのコースで、「歴史と緑のみち」、「歴史探検浪曼のみち」、「癒やしと憩いのみち」の3種類のコースに分かれています。
「歴史と緑のみち」のコースでは、バス停「笠寺西門」を起点として、旧東海道沿いの「笠寺観音」や「笠寺一里塚」を経由し、大同町方面に向かいます。
「歴史探検浪曼のみち」のコースでは、史跡を中心に巡るもので、宮本武蔵にゆかりのある史跡を訪ねるコースとなっているそうです。
「癒しと憩いのみち」のコースは、「大江川緑地」の東端を起点として、美しい水路や植物を散策できるコースとなっています。
ちなみに、南区の「区の花」は「ひまわり」の花で、散策コースの「暇回散歩道(ひまわりさんぽみち)」にかかっていると思われます。
(※暇回散歩道「ひまわりさんぽみち」はこちらの罫線部分をクリックしてください。)