「天白区」どんな街?
2024年07月28日 17:00
■「天白区」どんな街?
(1)文教地区に広がる閑静な住宅街「天白区」
「天白区」は、区内を流れる河川周辺の平野部と丘陵地から形成されています。
大規模な「宅地造成事業」が進み、整然と区画された地域に新興住宅地が広がっています。
住みやすさと充実した教育環境に関心が高い皆様に人気の「天白区」の特徴をまとめました。
「天白区」は、名古屋市の最東部に位置する区域で、面積は21.58k㎡を占めています。
北側には名東区と千種区が隣接しており、西側には昭和区・瑞穂区・南区あります。
東側は日進市に隣接しており、南側は緑区が広がっています。
「天白」という区名は、区内を流れている「天白川」に由来していて、1975年に昭和区から分離独立して誕生した、名古屋市で最も新しい区です。
名古屋市ホームページによれば、2024年7月1日現在で、人口総数は162,424人にのぼり、総世帯数は80,933世帯となっています。
この地域は、もともと農村が発達していましたが、土地区画整理事業が施行されたことで、大規模な集合住宅(マンションやアパート)や分譲マンション・一戸建てが立ち並ぶ閑静な住宅地が形成されました。
公共交通機関に関しましては、名古屋市営地下鉄や市営バス・名鉄バスが共に充実しています。
地下鉄は、鶴舞線と桜通線(一部、名城線)が乗り入れており、列車の運行間隔も数分と短いため、名古屋市中心部への通勤・通学する区民の重要な移動手段のひとつとなっています。
また、豊田市方面へのアクセスに関しましても、地下鉄鶴舞線から名鉄豊田線経由の直通路線が整備されているため、大変便利です。
主な道路に関しましては、高速道路の「名古屋第二環状自動車道」の植田ICに加え、「名古屋高速」も整備されているため、名古屋市中心部へのアクセスや近隣地域への車での移動も比較的スムーズに行えます。
「天白区」やその周辺には、有名大学のキャンパスも多数点在していることから、学生向けの賃貸物件が多く、名古屋中心部とトヨタ自動車で有名な豊田市方面にもアクセス良好で、名古屋市の東方向の人気のエリアの一つでもあることから、ファミリータイプの賃貸物件も幅広く提供されています。
「賃貸物件情報」は、1Rや1Kから3LDKの間取りの物件が多数あります。
1R~1LDKの物件の月々家賃は、平均で4.5万円程度、2K~2LDKの物件の月々の家賃は、平均で6.8万円程度となっています。
さらに3K~3LDKの物件の月々の家賃は、平均で7.7万円程度。4K以上の広いファミリータイプの物件の月額平均は、9.5万円程度が目安となっています。(※地域や築年数により金額は異なります。)
(2)マンションと一戸建て・土地について
2024年7月1日時点で、天白区の不動産市場としてはマンション・戸建・土地の物件数は昨年と比べると少し減っている印象です。
現在、新築マンションは中古マンションと比べると、物件数自体は少ないですが、人気の地下鉄沿線で3LDKおよび4LDKの間取りの場合、販売価格は3,000万円台から7,000万円台となっています。
中古マンションは、地下鉄桜通線・鶴舞線沿線の3LDKクラスの間取りで、正直、築年数が古くても良ければ、1,000万円以下の販売価格帯で購入可能となっています。
天白区内の新築建売住宅に関しましては、最寄りの地下鉄の駅から徒歩20分圏内の3LDKおよび4LDKの物件の場合、3,000万円台から4,000万円台で販売されています。
中古の一戸建てについては、物件ごとの価格差が大きく、1,000万円台や2,000万円台で購入できるものがある一方で、土地面積が100坪以上で、高台からの美しい眺望を堪能できる物件の中には、7,000万円台から1億円を超える価格で販売されているものもあります。
また、実直的な話、新規物件は不動産市場に出てきてはいますが、昨年と比べると幾分か割高な物件が増えており、物件の動きは早いものと遅いものの二極化になっている印象を受けます。
どうかそんな折ではございますが、当地域で不動産売買をお考えのお客様は、天白区在住の「担当:伊藤」までお気軽にご相談くださいますようお願い申し上げます。
(3)自然豊かなレジャー施設
「天白区」内を流れている「天白川」の河川敷には、「天白川緑地」が整備されており、桜の花や自然を堪能しながら探索していただきたいエリアです。
また、「相生山緑地」の敷地内にある「オアシスの森」は、123.7ヘクタールにわたって広がっており、もともとの里山や雑木林をできる限り自然な形で保存・整備していく取り組みが、区と市民の皆さんの協力にて実施されています。史跡を盛り込んだ「天白歴史探訪マップ(野並~島田)」の探索ルートに従って、オアシスの森で森林浴をするのも楽しみ方のひとつです。
(※「天白区歴史探訪マップ」につきましては、こちらの罫線部分をクリックしてください。)
あと、お子様連れのご家族には、早春の「しだれ梅まつり」や家畜・農業体験で知られている「名古屋市農業センター」もおすすめ人気スポットです。
(4)天白区周辺には大学がたくさんあります。
天白区内には、塩釜口の名城大学のほか、東海学園大学・豊田工業大学・名古屋女子大学があるため、近隣区域から若い世代の皆さんが大勢集まり、活気にあふれています。
天白区の西隣にある昭和区には、いりなかの南山大学、八事の中京大学、名古屋大学の医学部キャンパス及び附属病院があります。また、天白区の北側にある千種区内には、名古屋大学の医学部以外のキャンパスに加え、名古屋市立大学の北千種キャンパスや、愛知学院大学の楠元キャンパスもあります。さらに千種区内「星ヶ丘エリア」には、愛知淑徳大学や椙山女学園大学もあり、天白区周辺一帯が文教地区となっています。
(5)天白区周辺のショッピングモール
天白区からアクセスしやすい大型のショッピングモールとしては、地下鉄鶴舞(名城)線「八事」駅から徒歩1分の好立地にある「イオン八事」や地下鉄鶴舞線(名鉄豊田線)「赤池」駅から徒歩4分のこちらも好立地の「プライムツリー赤池」があります。
また、地下鉄桜通(名城)線「新瑞橋」駅から徒歩5分の「イオンモール新瑞橋」や地下鉄桜通線「徳重」駅に直結している「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」も便利です。
さらに、車でショッピングに出かける方には、名古屋地区最大級のイオン「イオンモール大高」も人気のショッピングスポットとなっています。
いずれも、生鮮食料品が充実しているスーパーマーケットだけでなく、ファッションから雑貨まで揃う専門店街やグルメレストランが店舗内にあるため、小さなお子様連れでも終日楽しめる場所となっています。