住宅展示場へ行く
2024年07月28日 18:20
■「住宅展示場」へ行く
家を建てはじめる段階になって、はじめて住宅展示場行くという方は実際に多いと思います。家は、大きな買い物ですから絶対に後悔なく建てたいものです。 この記事をお目通しいただき、今週末住宅展示場に行ってみませんか!
①行く前に目的を話し合っておく!
住宅展示場に行く前に、大まかなプランを家族間で話し合っておくと頭が整理され、目標が明確になります。
例えば、「家を建てたい時期」「予算」「間取り」「譲れないこと」などです。これだけでも、家づくりの形がクリアに見えてきます。
さらにそこから突っ込んで、「今の住宅のトレンドを確認する」、「木造or鉄骨造」、「キッチンやお風呂などの最新設備を見に行く」などを考えておけば、知りたいことを逃さず見学することができます。それに、何も考えずに行くよりも、興味が出ている状態なので、説明などがよく頭に入ってきます。
②HPを見て、見学先をある程度絞り込んでおく!
住宅展示場は、さまざまな住宅メーカーの家が集合している便利な場所です。
せっかくなら1度に全部見てみたいのですが、住宅展示場の見学は思っている以上に疲れます。一般的に住宅展示場に来る人は、平均して「3~5棟」回ると言われています。見学に要する時間は、1棟平均でおよそ「30分~40分」とされています。
モデルハウスには「営業さん」がいます。混雑具合にもよりますが、基本的にそばに寄り添って説明してくれます。また「アンケート」の記入があったりと、結構時間がかかるのです。営業さんと話し込めば、軽く1時間以上はかかってしまいます。 特にお子様連れの場合は、何棟もの家を見るということは大変です。そのため、事前に気になるハウスメーカーを大まかに決めておき、何回かに分け見学することをおすすめします。
③住宅展示場の家は “ハイグレード仕様” です!
ご存知の方も多いと思いますが、住宅展示場にあるモデルハウスは、間取りも広めで、そのメーカーの「ハイグレード仕様」だったり、「フルオプション仕様」の場合がほとんどです。理由は、ハウジングセンターは、複数の住宅メーカーが集合しているため、「競合」が発生するためです。
例えば、比較的低価格で家が建つように広告をしているハウスメーカーでも、モデルハウスの価格は広告されている値段の何倍もしているのです。2,000万円以内で家が建つと謳っているハウスメーカーでも、そのモデルハウスは総額5,000万円以上かかっているというのもざらにあるということです。もちろん、詐欺というわけではなく、家は設備や仕様によって値段が大きく変わるわけですから、より魅力的な「最上級仕様の夢の家」を見せているのです。
そのため、当然ですが、魅力が増すほどやはりお値段も上がってしまいます。だから素敵なモデルハウスを見て、「同じような家に住みたい」と思っても想像以上の価格であることもしばしば。行く前からモデルハウスは高級仕様だと覚えておくと良いと思います。
④持っていくと便利なもの
基本的に住宅展示場に行く際に必須の持ち物は特にありません。ですが、持っていくと役立つ持ち物もあります。ちょっとしたことですが、このような持ち物を持っていくと、営業さんにこの人は真剣に検討してくれているんだと、さらに丁寧に接客をしてくれる可能性もあります。
・メジャー
モデルハウスの延床面積は多くが60坪前後です。一般的な住宅よりも大きめに作られています。そのため、展示場のサイズ感のまま、雰囲気で自宅に当てはめてみるとサイズが大きく変わってしまうこともあります。メジャーを持参して、サイズをこまめにメモしておきましょう。また、気に入った設備の寸法をはかっておくと後で役立つ場合もあります。
・大きめの袋
モデルハウスを見学するとカタログや資料やイベントのお土産をもらうことがあります。袋も一緒にもらえますが、用意しておくと便利です。
⑤展示場に行く服装
・脱ぎ履きしやすい靴
住宅展示場を複数棟回る場合、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです。ブーツや靴ひもを毎回結び直さなければならない靴は面倒です。
・さっと着られ、温度調節しやすい上着
モデルハウスのエアコンの設定温度は、冬は高め、夏は低めに設定されています。理由は、省エネ住宅やオール電化の効果を強調して体感してもらうためです。
・動きやすい服装
住宅展示場をまわることは、普段やり慣れていないことをするのもあり、意外と体力を使い疲れます。
そのため、動きやすい格好で行くのが望ましいでしょう。また、階段上り下りやしゃがみ込むシーンも考えられますので、短いスカートなどは避けたほうが良いかもしれません。
⑥まずは総合案内窓口に行く
住宅展示場に着いたら、まずは総合案内窓口(インフォメーションセンター)に行ってみましょう。住宅展示場に関する情報が集まっています。案内図やその日のイベント情報が入手できます。これを見て、お目当てのモデルハウスをどの順番で回るのかをざっくりと決めておきましょう。
⑦アンケート記入って絶対しないとダメ?
「いざ、お目当てのハウスメーカーのモデルハウスへ!」と、意気込んで入ってみると大体最初に入口で「アンケート」の記入をお願いされます。少し出鼻をくじかれてしまいますが、住宅展示場はこういうものだと心得ておきましょう。
このアンケートには、「氏名や住所・電話番号・メール」などの連絡先、「家族構成」、「土地を持っているかどうか」「自己資金」「勤務先」「年収」「建築にかける予算」「建築時期」などの項目となります。よくある連絡先以外にも、お金が絡む記載もあるので結構突っ込んだ質問事項になっています。
多くの人がこのアンケートにどこまで答えるべきか悩むと思いますが、不都合なところは不記入でOKです。「個人情報保護法」により、強制的な記名やその後のDM営業が制限されるようになっています。嫌だと思うなら、書かなくても大丈夫です。「まだ初めての見学で何も決まっていないので…」とやんわりとお断りしたり、 「メールアドレスや住所だけで何かイベントや資料があれば送ってください」だけでもOKです。その後の見学を断られることはまずありません。
また、連絡先を記入すれば、何かしらのアプローチが「営業さん」からあると思ってください。そのようなことが嫌であれば、その旨をアンケート用紙に書いたり、あらかじめ断っておくと良いでしょう。
⑧展示場の何を見たらいいの?
さて、アンケート記入も終わってモデルハウスの見学です。具体的なことが決まっていない場合、一体何を見たらよいのでしょうか?そんな時にはこんな場所をチェックしてみてください。
・最新の設備や空調システム
最初のチェックポイントとして設備を確認してください。最新キッチンや浴室・トイレなどの設備のほか、空調システムや換気システムは見て参考になる部分もあると思います。モデルハウスは、設備グレードも高いものが多いので、オプションかどうか質問しておきましょう。
・間取りや配置、インテリア、照明など
モデルハウスは、建築士やインテリアコーディネーターのプロが、間取りやインテリア、照明、カーテンなどを配置して快適な空間を演出しています。これらは、家を建てる時だけでなく、今住んでいる家のインテリアの改善(リフォーム/設備の買い替えなど)にも役立ちます。ハウスメーカーによっては、間取り集(プラン集)のカタログもありますので、参考にもらっていくのも良いと思います。
⑨営業さんとの上手な付き合い方
住宅展示場に行くのに1番心配なのが、営業さんについての人も多いのではないでしょうか?実は、住宅展示場で説明してくれた営業さんがその後の担当者になる、という話は多いことなんです。ですので、見学しているハウスメーカーが興味のある場合は、営業さんを見ることも非常に大切です。
その営業さんは、契約のその後も、設計、工事、アフターサービスといった長期間に渡って付き合うことになるかもしれない人だからです。そのため、こちらからは積極的に質問を投げかけたりして、対応ぶりを確認しておきましょう。
例えば、回答しやすい質問と同時に、回答しにくい質問を投げかけた場合、その場で分からなくても、真摯に対応をしてくれる営業さんがいいですし、逆に質問を曖昧にはぐらかす人はあまりおすすめできません。
営業さんにも当たり・はずれがあります。値引きの幅ひとつとっても、「実績がある当たりの営業さん」と「実績がない並みの営業さん」では、その幅が異なることもあるのです。
なお、そんな場合は、是非弊社へご相談ください。 弊社では、普段から土地探しなどで、多くのハウスメーカーに出入りしており、その際、各メーカーの店長さんクラスが窓口役となっています。そのため、各ハウスメーカーの営業さんで「実績と信用がある当たりの営業さん」を、お客様のご希望があれば、責任を持ってご紹介させていただきます。
それは、最終的に2~3社のハウスメーカーに絞って、建物の最終見積もりを取った段階で、「○○ハウスにしよう!」と決断された場合、残りの1~2社は断りを入れる必要があります。
それまで、多くの時間と打ち合わせを要し、良くしてもらったハウスメーカーの営業担当者ほど断りを入れるのは心苦しいものです。そんな際も、弊社がご紹介した先であれば、私がお客様に代わって速やかにお断りを入れさせていただきますので、どうぞご安心ください。こういう利用の仕方も、不動産会社にはあるということもどうか覚えておいてください。
⑩そっとしておいて欲しい場合は?
では、「まだ家を建てる予定がない」、「とりあえず見たいだけなので、そっとしておいて欲しい」場合はどうすれば良いのでしょうか?「答えは、それをそのまま伝えることです。」そうすれば、大抵しつこく話しかけてくることはありません。
一番良くないのは、思わせぶりな態度を取って興味があると勘違いさせてしまうことです。ハウスメーカーの営業さんは、常に展示場にいるわけではありません。商談中のお客さんや引渡し済みのお客さんのご自宅を回ったり、展示場にいても商談用の資料づくりを行うなどさまざまな業務をこなし多忙です。そんな中で、少しでも希望があるような新規のお客さんがいたら、多少積極的に営業してしまう気持ちも分かりますよね?そのため、気まずいからといって曖昧な態度を取ってしまうとお互いのためにならないので、はっきりと伝えましょう。見たいだけの人も多いので、遠慮しなくても大丈夫です。
⑪今週末、住宅展示場に行ってみませんか!
いかがでしたでしょうか?「住宅展示場」を見学するに当たってのポイントをご紹介しました。これはあくまで最小限のチェックポイントです。
目的をしっかりと決めていれば、住宅展示場ほど勉強になる場所はありません。さまざまな住まいに関する知識で溢れている、住宅展示場。学びの場として積極的にご利用してはいかがでしょうか?
⑫住宅展示場一覧(名古屋市天白区周辺の一覧)